ホルンを吹くって簡単〜上達する心と身体の使い方のヒント〜

日々の練習でホルンが上達する身体と心の使い方を発信していきます。

2019-01-01から1年間の記事一覧

とても嬉しい話題、原口庄司さんのインタビュー動画が流れてきた。

先日Facebookの投稿で上野学園大学にいた際に指揮科で勉強されていた原口庄司さんインタビュー動画が流れてきました。 高校教師から指揮者を目指して勉強されてきている方で僕も音大生の頃に原田さんの指揮で何度か演奏しました。 音大を卒業してもう6年ほ…

金管楽器の長時間練習に意味はあるのか?

楽器の練習時間は人によって様々です。僕が知る中で20分しか練習していないという人もいたし全然練習してないのに楽器を吹かせるとなぜかメチャクチャ上手という天才的な人もいましたし(羨ましい。) 1日2時間〜3時間という人もいれば5時間、8時間練習して…

失敗して自分で体験してようやく理解できる

こんにちは。かいとうゆうきです。 自分もこれまでホルンのレッスンを受けてきて吹き方や練習の仕方」、音楽関して色々とアドバイスをもらいました。 ですが言われたことを鵜呑みにしているだけだと頭で分かっただけで身体で分かっていないというか腑に落ち…

上手くいかないときは自分を責めるのではなくただ事実を受け止めること

楽器の練習していると音を外したり、音を間違えることがあります。 その時って大抵こんなこともできないなんて自分はダメだと自分を責めやすいのですよね。 僕も未だに自分で自分を責めてることに何度も気がつきます。 それはもう無意識なのですから。 でも…

身体が慣れていない最初こそゆっくり丁寧に時間をかける

楽器が上達するには新しい吹き方や考え方を習慣にする必要があります。 その際にはとにかく沢山練習して身体に覚えこませますよね。 ですがこのやり方だと反復した内容が適当になってしまった場合かえって自分が習慣にしたいことと別のことを身体に覚えこま…

物事はシンプルに考える。

音大にいた頃、ホルンのレッスンで「難しく考えすぎるな!もっとシンプルに考えろ。」と先生から言われたことがありました。 当時は意味が全く分からずにいました。 ちゃんと考えているはずなのになぜ?簡単に考えすぎるなと言われるのかが意味がわからなかっ…

持ち上げる楽器を意識することで楽に構えることができた話!

こんにちは。かいとうゆうきです。 身体の使い方ひとつで音が良くなったり、楽器を吹くのが楽になったり、自分の演奏に身体の使い方を活かして自分のやりたいように上手くなれるところがアレクサンダーは面白いです。 探求していて楽器の構え方について発見…

楽器を吹いているときも身体は常に動き続けている

僕は昔から音楽がまるで機械のような音に聴こえている。と言われていました。 ですがこの原因がようやく理解できたのです。 楽器を吹いているとき舌も口も息も全部動き続けていることを考慮せずこの音の時はこのやり方でみたいにONかOFFしかない考え方だとま…

鵜呑みと信じることは違う

鵜呑みと信じる。 この2つは似ているようで全然違います。 鵜呑みは自分で考えることをせずに相手にやってもらおうと盲信している状態。 信じるは仮に相手から教わったことが上手くかなくても自分で責任を持つ状態。 です。 【目次】 ずっと 鵜呑みを信じる…

壁にぶち当たったらまずは状況の整理から

頑張っているはずなのになぜか思うように上手くいかない。 これは誰しも経験のあることなのではないでしょうか? こういうとき僕は落ち込んだり悩んだりしてしまっていたのですが何が自分の問題になっているのかを確認することが大切なのだなと気がついたの…

p、ppは意外と簡単!

こんにちは。かいとうゆうきです。 小さい音量を出すときに音を外すかもしれないと思っている方へ。 僕もそうなのですがpやppといった小さい音を出すときは確かに音を出すのが怖いですよね。 ですがそんなとき以下の2つの考え方が僕の場合役立ちました。 出…

まず出したい音のイメージを思い浮かべることから

ようやく自分が出したい音をイメージして吹くことを最近意識して練習できるようになってきました。 頭ではイメージが大事だと散々教わってきていたはずなのにホルンを吹いた途端いつも アンブシュアとかタンギングとかレガートとかハイトーンをとにかく出せ…

元気に生きてるだけで実は奇跡

毎日の忙しさに追われていると僕がこうして生きていることがとても凄いことだという大事なことを忘れてしまっていることがある。 頑張らなくていいとかそういうことじゃなく結局元気じゃないと何もできないんだよねと改めて思う。 楽器の練習をできるだけで…

一つ一つ少しずつ地道にやっていく

僕が今まで色々と経験してきた中で自分が思い通りになっていないなというときは自分ができるレベルよりも遥かに難しいことをやろうとして頑張ってしまってるときだったりする。 確かに自分に負荷をかけていくことで成長できたりするからそう思うことがいけな…

音楽的な才能、センスとは何か?

音楽には才能、センスが必要だ。とよく言われますがでは音楽のセンスとはなんなのでしょうか? 【目次】 音楽的な才能がない、センスがないとは? 音楽的なセンスとは音楽を表現する際の選択 ゆっくりなテンポの曲ほどセンスが問われる まとめ 音楽的な才能…

楽器を構える際は重力を考慮に入れた方がいい

どうも!かいとうゆうきです。 先日楽器の構え方のワークショップを開催しました。 ワークショップの模様については動画に収めましたのでこちらからご覧ください。 実はそこでまだお話できなかったことがあるのです。 それは 楽器を構える際は重力を考慮に入…

Body Thinking ワークショップ〜楽器の構え方と腕との関係 無事終了しました!

どうも!かいとうゆうきです。 本日BodyThinking ワークショップ無事終了しました。 参加してくれた方はお一人だけでしたがその分たっぷりとレッスンができました。 気がつけばあっという間の3時間。 自分がこれまで学んできた腕の使い方を使ってとても有意…

演奏技術のレベル、音楽性と人間性は別物と考えないと人格否定の原因になるのではないか?

楽器の練習を毎日たくさんしているのになかなか思うように上達しないときというのは 自分も過去そうだったのですが 自分にはホルンの才能がないんだ。 失敗する自分はダメなやつなんだ。 何をやってもダメなんだ。 と自分を自己否定してしまいやすくなります…

他人の意見や評価に振り回されて一生懸命に自分を直そうとしていただけだった

今まで自分は自分を正しく直そうとしていたのだと思う。 誰かから言われたことを気にして。 〜しなきゃいけない。 といつの間にか考えるようになっていた。 実はそう考えていた方が楽なんだ。 自分で何も考えずに済むから。 あの人が言っていたのだからそう…

調子が悪いときは吹き方を直そうとするのではなく自分がやりたいことを思い出す

僕もホルンを長いこと吹いていると調子が良く何でも吹けるぜ!みたいなときばかりじゃありません。ホルンの調子が悪い日もあります。 ただそういう時自分は今まで調子を元に戻そうとばかりしていたのです。 普通に考えれば調子が悪くなったのだから調子を元…

世間的な評判で自信を持たない。人生が前に進むための努力ができたかどうかで自信を持つこと。

自分はよく「今まで何をやってもうまくいかなかったからどうせまた上手くいかないんじゃないか。」と考えてしまいます。 メンドくさい感じになって心が腐ってしまってもう何もやる気がおきなくなります。 ですがこういうときは大抵世間的な評判(コンクール…

息の圧力を高くするとは?

ハイトーンを演奏するためには息の圧力を高くすることが大事だよ。 とよく言われます。 では息の圧力って一体なんなのでしょうか? ここまで探求してきたことを書いていきます。 【目次】 息の圧力は息のスピード? 結果的に息の圧力が高い状態を維持するや…

失敗ばかりする自分はダメな人間だと思ってしまう人へ。「自分はすでに完璧なんだ。」って思ってみませんか?

失敗をする度に自分はダメだと思ってしまう人へ。 僕も何かに挑戦し失敗する度に落ち込んでしまう性格です。 また失敗したらどうしよう。とか。もしも上手くいかなかったらとか。 ぼくもそうやって今まで散々失敗することから逃げてきて、ああ結局逃げられな…

ホルンでやっと音楽を演奏することができた話

ずっと自分はホルンで音楽を演奏することができるようになってきました。 ここまで来るのに12年?3年?もう数えるのが面倒臭くて分からないけど 長いこと時間がかかったなあって思います。 音を出すだけで精一杯だった 今まで僕ははとにかく音を当てるとい…

ホルン奏者ジャック・デルプランクのマスタークラスを聴講して

ドルチェ楽器にてホルン奏者ジャック・デルプランクのマスタークラスが開催されました。 実は自分も今まで知らなかった方だったのでどんなレッスンをするのだろう?と思っていましたが聴講して学ぶことが本当にたくさんありました。 【目次】 失敗しても「完…

調子が悪くなったときほど今の自分をありのままに見る!

どうも!かいとうゆうきです。 アレクサンダーテクニークを学びだしてから楽器の調子が良い日が以前よりも増えて行きましたが、未だに調子が悪くなってしまう日があります。 ああ。ヤバイ。いつも通り吹けない。どうしたいいんだー!汗、、、 っていう感じに…

最初は雑になってもいい

ホルンの練習していて思うように進まないなと感じたとき僕は大抵完璧主義にハマっていたりします。まだ練習したこともないのにいきなり完璧にやろうとしているのです。 繊細な練習は後でいい 楽器にもよると思いますがホルンは特に曲を表現するという以前に…

楽器を練習する前に歌ってみよう!

上手くなりたいけど何を練習すればいいのか分からない。 そんな悩みを持っている方へ。 あなたにとって楽器の上達ってなんですか? いい音で吹けるようになる ハイトーンが楽に出せるようになる タンギングが早くなる 楽器の上達といっても色々あると思いま…

吹奏楽部の後輩が部活を辞めてしまった件についてあれこれ考えてみる

吹奏楽部というのは最近はどうもブラックな部活というイメージが強いみたいです。 部活を辞めるのには色んな理由があると思います。 顧問の先生の指導の仕方 パートの先輩や後輩との人間関係の悩み 受験勉強に集中したい。 練習しても楽器が上手くならない。…

滑らかなレガートで演奏する本質は唇の振動が続いているかどうか

ようやくレガートで演奏することの本質がつかめてきました。 それは唇の振動が続いているかどうか。 考えてみればめちゃくちゃ当たり前です。 僕は今まで色々なやり方を試してきましたが 結局のところレガートが滑らかにならなかったのは唇の反応が悪かった…