ホルン奏者ジャック・デルプランクのマスタークラスを聴講して
ドルチェ楽器にてホルン奏者ジャック・デルプランクのマスタークラスが開催されました。
実は自分も今まで知らなかった方だったのでどんなレッスンをするのだろう?と思っていましたが聴講して学ぶことが本当にたくさんありました。
【目次】
失敗しても「完璧だね!」と褒めるレッスン
レッスン中に音を外したとしてもとにかく吹き終わった後に「良かったよ。」「完璧だね。」と褒めていたことが一番印象的でした。
きっと失敗してもいいと思ってもらうために敢えてそうしているのだと思います。
上手くいかないとつい焦ったり落ち込んだりしやすいし失敗を引きずりやすいですが失敗しても褒められるとすごく安心して演奏できるのだと感じました。
傘をイメージして息を吸う
傘をイメージするような感じに息を吸うといい。
ジャックさんのレッスン中のアドバイスです。
僕はこの言葉は息を吸うときの肋骨の動き方のことだと思いました。
以下の動画を見てもらうとわかる通り肋骨は息を吸うときにまるで傘が開いたような動き方をしています。
音楽を身体全部で表現しようとしている
ジャックさんが吹いているところをずっと観察していると身体を動かして足の方まで動いて演奏していました。
僕はどうしても音を出すことに精一杯で口先に意識が行きがちなんですけどもっと頭から足先全部使って演奏していいんだなと気がついたのです。
ジャックさんのレッスン中のアドバイス
この他にも吹き方や音楽性に関してのアドバイスをたくさん聞けましたので紹介します。
参考にしてみてください。
- マウスピースを使って息を吸って吐くエクササイズをすると緊張がほぐれやすい。
- ハイトーンは前の音が重要。
- リップトリルは下の音が大事。
- 口笛を吹組みたいに舌(シラブル)使って演奏する。
- モーツァルトの曲ははナチュラルホルンで吹いていることを前提に演奏する。
- ppは歌うみたいに暖かい息を吐くように吹く。
- 息をもっと遠くに。
- 右手は開ける。ホルンは吹く側と聞いている側では聞こえている音が違うから塞いでいるとミュートしているような音になってしまう。
それでは。