ホルンを吹くって簡単〜上達する心と身体の使い方のヒント〜

日々の練習でホルンが上達する身体と心の使い方を発信していきます。

金管楽器の長時間練習に意味はあるのか?

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楽器の練習時間は人によって様々です。僕が知る中で20分しか練習していないという人もいたし全然練習してないのに楽器を吹かせるとなぜかメチャクチャ上手という天才的な人もいましたし(羨ましい。)

1日2時間〜3時間という人もいれば5時間、8時間練習している人もいました。

練習時間がここまで違ってくるとやはり楽器の種類か人それぞれの状況ということなのだと思います。

 【目次】

 

可能な練習時間の長さの違いは楽器の種類で違う?

(こんなことを書いたら怒られそうだけど。)

 ピアノや打楽器はとりあえず叩けば音は出るわけですから音楽に意識が向けやすいでしょう。

木管楽器金管楽器のように唇の振動で音が出ているわけではないので音は口の中や息のコントロールもあるでしょうが指のコントロール金管楽器よりも重きがおかれると思います。

金管でもチューバやユーフォなどの低音楽器の場合担当する音域が基本中音域や低い音域ですから長時間練習してもあまり唇に負荷がかからないのだと思います。

 

 

 長時間練習するときのリスク

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  1. 集中力が削がれ闇雲に練習しやすくなるため誤った演奏技術を身につけやすくなる。
  2. 唇に負担がかかり怪我やジストニアのリスクが高まる。
  3. 唇がバテて次の日音が固くなり振動しにくくなる。

 以下の3つが長時間練習する際のリスクだと思います。

裏を返すとこの3つを回避できれば仮に長時間練習したとしてもそこまで問題にはならないのかもしれません。

ですがこの3つを上手く回避するためには

  • できるかぎり負荷のかからない音域で練習をする。
  • 自分が奏でたい音や音楽が明確であること。
  • 毎回練習するたびに修正や試行錯誤を繰り返すこと。
  • 吹いた後は唇のケアをしておくこと
  • リップスラーや中音域のロングトーン、ppの練習を基礎練習に加えること。(唇をできるかぎり柔軟に保つため。)
  • 意図した練習が毎回できていること。
  • 録音などをしてフィードバックを欠かさないこと。
  • 休憩を必ず入れること。
  • 練習時間は徐々に増やすこと。

などを練習で意識することが大切だと考えられます。

 

 たくさん練習することは間違いではない

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上達するためにはとにかくたくさん練習するんだ。というよくある考えも完全に間違いというわけではないのです。

やはり繰り返し練習することで新しい演奏技術を身につけていけますから。

 ですが闇雲に何も考えず練習していたら運に身を任せているのと同じになってしまいます。

運よく上手くいけばいいですが大抵は上手くいかないので悪い癖を身につけてしまい上達が遅くなってしまうのです。

 

まとめ

金管楽器の練習時間は多くて4時間がベストだと言われています。

ですがそれ以上練習するあるいは練習しなければいけない場合は以下の3つを気をつけて練習して欲しいです。

  1. 闇雲に練習して悪い習慣を身につけてしまう。
  2. 唇に負荷をかけすぎて唇が振動しにくくなってしまう。
  3. 唇の怪我やジストニアのリスクが高まる。

それでは。

 

 

 

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