ホルンを吹くって簡単〜上達する心と身体の使い方のヒント〜

日々の練習でホルンが上達する身体と心の使い方を発信していきます。

2019-01-01から1年間の記事一覧

ウォーミングアップなしでも曲を吹ける人がいる理由は楽器の温度にあった!

久しぶりのブログ更新。 基本的に管楽器はウォーミングアップを充分にしてから練習しないと唇を怪我したり無理な吹き方を身につけてしまいやすくなります。 しかし先日友人から楽器の温度が下がっているときは楽器抵抗が減っているし、温度が上がっていれば…

練習しても上手くならない理由は罪悪感で練習しているから

練習をする上で何よりも大切なのは練習の目的をハッキリさせることです。 しかし日頃自分は楽器の練習をする中で何となく練習してしまうことが何度もありました。 目的もなくただ基礎練習をしているんです。 この状態になっている理由を考えてみると過去に…

息のスピードと息の量の違い

管楽器の奏法では、息の使い方に関する言葉がたくさんあります。 僕が知っている限り基本的にはこの4つではないでしょうか? 息のスピード 息の量 息の圧力 息の支え 今回はその中でも息のスピードと息の量の違いについて書こうと思います。 【目次】 息の…

ppのコツはマウスピースのプレスにあった話

小さい音を出すのが苦手な方へ。 自分も今まで吹いてきた中で身についてしまった癖のせいで音量を小さくすることが苦手でした。 どうしてもアンブシュアが開き気味になり音量が無意識に増えてしまっていたからです。 しかしこれまで色々と探求していった結果…

今の自分が感じたことは信頼していい

楽器を吹く際は基本的に自分の耳やアンブシュアの感覚などの聴覚や触覚、筋感覚の情報を頼りにしています。 このような感覚は絶えず今の自分と自分の理想とする音や表現したいことを比較した時の差分を必ず教えてくれます。 しかしアレクサンダーテクニーク…

正しい奏法なんてない

正しさに振り回されて辛い、苦しい練習をしてしまっている方へ。 僕も以前は正しい奏法を身につけることに躍起になっていました。 正しいアンブシュア。 正しい呼吸法 正しい姿勢 正しい右手の使い方。 こういった正しい奏法を身につけるから上手くなる。と…

息の吸い方が楽器演奏にどう影響するのか?

金管楽器は演奏する際に 鼻 口 基本的にはこの2つのどちらかを使って必ず息を吸う必要があります。 ですが吸い方によってその後の演奏のし易さが変わってきます。 【目次】 鼻から息を吸うときのメリットとデメリット 口から息を吸うときのメリットとデメリ…

音の後ぶくれを改善する3つの方法

音が後ぶくれして悩んでいる方へ。 これは僕もホルンを吹いていてよくあることで大学生の頃は特に先生から 「まるでお化けみたいになってる。」とよく言われました。 この原因としては 音を響かせようとしている 息が最初から安定して吐けていない。 アンブ…

タンギングで舌がもたつく理由は音符の違いを意識していないから

16分音符などの細かい音符をタンギングすると舌がもつれて上手くタンギングできない方へ。 この原因はいくつもありますがリズムの感じ方次第でタンギングがやりやすくなる場合があります。 例えば よくあるタンギングの練習パターンとして 4分音符、8分音…

息の支えの正体とは?

こんにちは。かいとうゆうきです。 今回は息の支えの正体について書いていきます。 管楽器の奏法でよく言われている息の支えとはなんなのでしょうか? お腹で息を支えることなのでしょうか? 僕は息を吸うために働く筋肉と息を吐くために働く筋肉の拮抗バラ…

吹いているときはただ吹くこと

こんにちは。かいとうゆうきです。 教わった通りにちゃんとできているだろうか。 自分は上手く吹けているだろうか? もしかしたら上手くいかないかもしれない。 僕自身 演奏しているときにはこんな風に自分に疑いが出てきて、自分がちゃんとできているかど…

管楽器のための呼吸ワークショップ2019を開催します!

こんにちは。かいとうゆうきです。 当日まで後僅かしかありませんが9月29日に管楽器向けの呼吸ワークショップを開催することになりました。 今回も前回開催したワークショップと同様参加者のお悩みを解決できる場にしていきたいと思います。 ご興味のある…

息のスピードとは?

こんにちは。かいとうゆうきです。 楽器のアドバイスではよく「息のスピードを速くして!」と言われたりすることがあります。 しかしこの言葉は息をとにかく沢山吐くという意味に捉えられやすい言葉でもあります。実は息のスピードを速くの意味は息を沢山吐…

「タンギングは息を流し続けろ!」というアドバイスの意味

タンギングのコツとしてよく言われているアドバイスとして タンギングをする際は息を流し続ける。 というものがあります。 このアドバイスは 息を一回一回吹き込んだ勢いでタンギングしている場合。 舌を意識しすぎて息を上手く吐ききれない場合。 などに有…

音の聞き方次第で自分の音をよりリアルに聞ける。

こんにちは。かいとうゆうきです。 1人で楽器の練習をするときは自分の音を自分の耳で聞きながら練習しますよね。 そのときに以下の2つを意識しながら音を聞くとより実際に聞こえている音に近づける事ができます。 音は楽器のベルから聞こえていることを前…

いい音が出るかどうかは音を出す前から決まっている

もっといい音を出したい。 普段からそう考えて練習することはとても大事です。 自分の中に理想的な音があればそれをイメージして吹く事ができるからです。 でもいい音を出したい!と思うがあまりに吹いている間に音を響かせようとして頑張ってしまうとかえっ…

口の中は狭い方がいいのか、それとも広い方がいいのか

こんにちは。かいとうゆうきです。 金管楽器の奏法上ではよく言われている正反対2つの意見があります。 一つ目は 口の中を広くしなさい。 オーといっているつもりで喉を開いて吹きなさい。 2つ目は 口の中を狭くしなさい。 口先で吹きなさい。 という正反…

ハイトーンの練習では無理やり息を吹き込んで吹くのではなく安定した息で吹く

こんにちは。かいとうゆうきです。 ハイトーンは他の音域と違って音を出すために息のスピードやマウスピースのプレスアンブシュアにかかる負担などが増えていくため音が高くなると無意識に吹き直して出してしまいやすくなります。 確かに高音は他の音域より…

他人のアドバイスに耳を傾けるときは頭を一旦空っぽにする

こんにちは。かいとうゆうきです。 自分が今学んでいるBODYChanceでは何人ものアレクサンダーテクニークの先生方から色んな考え方を学ぶことができます。 そのおかげで僕もこれまでたくさんの事知り色んな経験をすることができました。 でもそうやってたくさ…

感覚は時間とともに正確な判断が難しくなる

こんにちは。かいとうゆうきです。 一人で練習していると自分が良くなっているのか、悪くなっているのかが自分で判断できないことがありませんか? 確かに自分で自分を判断することって難しいです。 練習していて上手くいった!と思っても意外と変わっていな…

完璧な奏法よりも自分に合う奏法

こんにちは。かいとうゆうきです。 金管楽器の奏法には様々な方法があります。でも全て上手くいく奏法を探そうとすると上手くいきません。 それよりも自分に合った吹き方を探す方が大切なんです。 【目次】 どんな吹き方でもデメリットは必ず存在する 吹き方…

アパチュアは無くていい

こんにちは。かいとうゆうきです。 アレクサンダーのレッスンはグループレッスンでやる場合が多いです。 そのため先日のレッスンでも他の人のレッスンを見ていたときに思わぬヒントを貰えました。 【目次】 アパチュアは無くていい。 アパチュアはコントロー…

暗譜が苦手な方へ。曲をスムーズに暗譜するための4つのコツ

こんにちは。かいとうゆうきです。 金管楽器も場合によっては暗譜して演奏することがあります。 僕の場合はコンクールの本番だったり、大学の試験とかでも暗譜で演奏していました。 でも最近暗譜が苦手っていう人がいるということを知ったのです。 なぜなら…

身体全体で楽器を吹く

こんにちは。かいとうゆうきです。 今回はアレクサンダーレッスンを受けてきたのでそこで学んだことについて書いていきます。 僕は音が高くなると音色が硬くなりやすかったのですが、レッスンで楽器の持ち方や立ち方などのアドバイスを貰ったところ音色がか…

自分の人生に大きく関わる重要な選択は精神的に余裕があるときに決めたほうがいい

こんにちは。かいとうゆうきです。 僕が音大に入学してすぐの頃、大学のホルン専攻での入学が自分も合わせて2人ととても少なく入学してからすぐオーケストラや吹奏楽などの演奏会によく駆り出されていました。 参考記事 そのため自分の演奏技術が未熟なまま…

テンポが走ったり遅くなったりする理由と2つの改善案

アンサンブルやオーケストラなど、複数の人数で合わせるときに周りよりもテンポが走ってしまったり、遅くなってしまうことって誰しも経験のあることなのではないかと思います。 自分も未だにテンポキープするって苦手です。 でも吹いているときの考え方ひと…

練習における自己満足はとても大切。

こんにちは。かいとうゆうきです。成長するためには自己満足してはいけない。という考えがよく言われています。 でも楽器の練習では自己満足することはとても大切です。 ちなみにここで書いている自己満足とは 練習で明らかに良くなった点(音が以前よりも響…

練習では最初から上手くやろうとする気持ちを捨てる。

こんにちは。かいとうゆうきです。 僕はホルンの練習するときに上手くやろうとしてしまうのです。 ちなみにここで書いている上手くやろうとするとは 音を外したくなくて無理やり当てようとする。 奏法などを変えたときに一時的に音が当たりにくくなるからと…

感覚は脳で受け取る

こんにちは。かいとうゆうきです。 楽器って結局は自分の耳や唇の感覚を頼りに吹くしかありません。 だから僕も以前は感覚を身体で感じようとしていました。けど実は感覚は脳で受け取るものだったんです。 【目次】 感覚を唇で感じようとしていた 感覚は脳で…

演奏中は目で相手を見て繋がるだけでいい。

こんにちは。かいとうゆうきです。 アレクサンダーのレッスンを受けて楽器の吹き方についてまた進展があったので書いていきます。 演奏中の目線って楽器の奏法上ではあまり触れられません。 大抵はアンブシュアや息の使い方、舌、姿勢についてです。 なので…