感覚は時間とともに正確な判断が難しくなる
こんにちは。かいとうゆうきです。
一人で練習していると自分が良くなっているのか、悪くなっているのかが自分で判断できないことがありませんか?
確かに自分で自分を判断することって難しいです。
練習していて上手くいった!と思っても意外と変わっていなかったり、上手くいってないなあと感じても自分の演奏を誰かに聞いてもらったりすると案外良くなっていたり。
実はこの理由は人間の感覚は時間とともに良いか悪いかは置いていてその状況に慣れていってしまうからなんです。
【目次】
感覚は次第に周りの環境に慣れていく
大きな音で音楽を聴いていると耳がその音量に慣れてしまい自分が大きな音で聞いていることに気がつかないことってあると思います。
それが楽器の練習中にもおこっているんですね。
自分が慣れているものについての感覚は鈍くなって正確な判断を難しくしてしまうのです。
慣れは新しい習慣を作るけれど
でも慣れることは楽器の上達する上で必要なことです。
新しい演奏技術や考え方を習慣にして慣れていくことで上達していくからです。
ですが慣れはある意味自分が上手くなっているのか、悪くなっているのかが分かりずらくさせる事もあります。
どんなに楽器が上手くなっていても自分の感覚としては次第に慣れて良くなっているように感じないため「自分は全然上達していないんじゃないか」という感覚になりますし反対に悪くなっていても時間とともに慣れていくため調子が悪くなったということに気がつかずいつの間にか調子を崩して音が出なくなってしまったりします。
普段無意識でやっていることをあえて意識すること
一人で同じパターンで練習していたりいつも同じ曲ばかり練習していたりすると時間とともに自分の音や吹き方に注意を向けなくてもある程度できてしまうため、気がつかないうちに思ってもみなかった方向になることがあります。
なので一人で練習するときは無意識に自分が何をしているのかを認識することが大切です。
- 自分が今どんな音を出しているのか。
- どのくらい息を使っているのか。
- 発音するとき舌はどんな風に動いているか。
- アンブシュアを作るとき力加減はどの程度か?
- 口は閉じてから吹いているのか、開いたままアンブシュアを作るのか。
- アンブシュアはどのように動いているか?
- どのように椅子に座っているか?
- 目線はどこにあるか?
- どのように楽器を持っているか?
これができると一人で練習するときも自分で自分を判断していきやすくなります。
そうすると次に何をすれば良くなっていくかを考えることができ自分一人でも上達しやすくなります。
それでは。