ホルンを吹くって簡単〜上達する心と身体の使い方のヒント〜

日々の練習でホルンが上達する身体と心の使い方を発信していきます。

息の支えの正体とは?

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こんにちは。かいとうゆうきです。

今回は息の支えの正体について書いていきます。

 管楽器の奏法でよく言われている息の支えとはなんなのでしょうか?

お腹で息を支えることなのでしょうか?

僕は息を吸うために働く筋肉と息を吐くために働く筋肉の拮抗バランスだと考えています。

【目次】

 

 

 息の支えとは呼吸筋の手動筋と拮抗筋のバランス

 筋肉は本来2つの筋肉がお互いに拮抗してバランスを取ることで筋肉は働きます。

つまり1つの筋肉だけ動くというのはまずないです。

 息を吸う筋肉が働いているときには息を吐いているときに働く筋肉も動いています。

反対に息を吐く筋肉が働いているときには息を吸うときに働く筋肉も動いています。

試しに息を吸うための筋肉だけで息を吸おうとしてみてください。

すると全くといっていいほど息が吸えなくなります。

反対に息を吐くための筋肉だけで息を吐こうとすると全くといっていいほど

息が吐けなくなります。

つまり息を吸う筋肉と息を吐く筋肉の力のバランスが重要なのです。

参考記事

 

シーソーのようなバランス感覚で 

この呼吸筋の拮抗バランスはシーソーで遊んでいる感覚に近いです。

  • シーソーが下に傾くほどよりたくさんの力で筋肉が働きます。
  • シーソーが上に傾くほどより少ない力で筋肉が働きます。

 つまり息を吸うときは息を吸う筋肉さんが自分の体重をシーソーに乗せて下にシーソーを傾け息を吐く筋肉さんが上に持ち上がっている状態です。

反対に息を吐くときは息を吐く筋肉さんが自分の体重をシーソーに乗せて下にシーソーを傾け息を吸う筋肉さんが上に持ち上がっている状態です。

呼吸するとは息を吸う筋肉さんと息を吐く筋肉さんがシーソーで遊んでいるだけなのです。

 

 

 

息を吸う筋肉と息を吐く筋肉の種類の違い

息を吸うときには身体の上側の筋肉が主に働きます。

  • 外肋間筋  
  • 前斜角筋
  • 後斜角筋
  • 外肋間筋
  • 横隔膜

 反対に息を吐くときには身体の下側の筋肉が主に働きます。

  •  腹横筋
  • 内腹斜筋
  • 外腹斜筋
  • 骨盤底筋

 参考記事

どこの筋肉がどう拮抗しているのかというのは僕もまだ分かりませんが今あげたこの2種類の筋肉の手動筋と拮抗筋のバランスを探求していくことで音色感や音量の調節、音のコントロールもしやすくなると考えています。

これが息の支えの正体なんです。

それでは! 

 

 

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