ホルンを吹くって簡単〜上達する心と身体の使い方のヒント〜

日々の練習でホルンが上達する身体と心の使い方を発信していきます。

ウォーミングアップと基礎練習の違い

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ウォーミングアップと基礎練習。

この2つの言葉の違いってなんだと思いますか?

以前僕はこの2つの言葉の違いが分からなかったのですが、おかげで日々の練習の内容が整理されて、練習で自分が何をすべきなのかがより明確になりました。

 

 【目次】

 

 

  

ウォーミングアップの本質は準備、確認、調整

なぜ管楽器はウォーミングアップする必要があるのでしょうか?

まず第一に唇の筋肉をほぐしたり、唇の血行を良くして唇を振動させやすくするためです。

そしてもう一つ。

管楽器は日々の健康状態、天候、湿度、気温、唇の疲労具合によって調子がコロコロ変わってしまいます。

 だから楽器を演奏したり練習する前に今日は自分がどんな状態なのかを確認したり調整することが必要になるわけです。

 

 

基礎練習の本質は表現の幅を広げること

 しかしコンディションが良いだけでは楽器は上手くなりません。

自分自身にほんの少しだけ負荷をかけ、変化することが演奏技術の向上に繋がります。

例えば

  •  演奏で使える音色を増やす。
  • より滑らかに音を繋げる。
  • より速くタンギングする。
  • 音の響きを増やす。
  • 音量アップ
  • より小さい音で演奏する。
  • 使える音域を広げる(ハイトーン、ロートーン)
  • 新しい吹き方を習慣づける。

などなど探せばまだまだありそうですが、以上のような表現の幅を広げたり、表現しやすくすることを目的にしている練習が基礎練習と呼べるものです。

つまり基礎練習で大事なのは淡々とロングトーンすることではなく音楽を表現することなんです。

 

 

基礎練習さえしていれば上手くなるは嘘。

上手くなるためにはとにかく基礎練習が大事だ。

これはよく言われるアドバイスですし、特に初心者の頃は基礎メニューをこなしていくことである程度上達することができます。

しかし基礎練習の本質を理解していないと基礎練習がウォーミングアップになってしまったりします。

また、人によっては基礎練習をこなすことで上達するのではなく、練習している曲の中で出てきた課題をクリアして上達していく人もいますので一概にとにかく基礎練習すればOKみたいな話ではないんですね。

 

 

 

 

 

まとめ

  • ウォーミングアップとは準備、確認、調整。
  •  基礎練習は音楽表現をしやすくしたり、表現の幅を広げること。
  • 基礎練習は目的ではなく手段。

 

今後の練習の参考にしてみてください。

 それでは。

 

 

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