ホルンを吹くって簡単〜上達する心と身体の使い方のヒント〜

日々の練習でホルンが上達する身体と心の使い方を発信していきます。

演奏が棒吹きになってしまう4つ原因と解決策

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  • 「演奏が棒吹きになって聞こえるよ!  」
  • 「まるで機械みたいな演奏だね。」
  • 「もっと感情込めて吹いて!」

僕はずっと音楽の表情が乏しくなってしまうことが悩みでした。

「やっぱり才能なのか。なら練習しても良くならないだろう。」と思っていましたが時間が経つにつれ少しずつこの原因が分かり改善できています。

 

 

【目次】

 

 原因①音を出すことが目的になっている

 金管楽器は他の楽器と違い唇の振動を利用して吹いているのでちょっとしたことで音が外れてしまいやすいですね。

 

なので金管奏者の方はどうしても音が当たるかどうかを気にしながら練習してしまうのではないかと思います。 (僕自身も練習中は音が当たっているか外れているかで良し悪しを判断してしまいます。)

 

  しかしそれだと音を完璧に並べることが目的になってしまい肝心の音楽を表現することができずに演奏が棒吹きになってしまうんです。

 

 

 

 

原因②どんな表現がしたいのか具体的に決めていない

 当たり前ですが自分がどんな表現をするのか決めていなければ身体は動いてくれません。

 

なので演奏する前にイメージでも構わないので、できる限り具体的に表現する内容を決めておきましょう。 

  • どんな音色で吹きたいのか?
  • テンポはどのくらいなのか?
  • どんな発音で吹きたいか?
  • 音量はどのくらい?
  • フレーズの重心はどこ?

 

 

原因③音楽を表現し過ぎている

  •  「もっと歌うように吹いて!」
  • 「聞いている相手に伝わるようにもっとオーバーに吹いて!」

このようなアドバイスを鵜呑みにして頑張って表現し過ぎてしまうとかえって身体が固くなってしまい棒吹きになってしまいます。

 

基本的に無理に音楽を表現しなくても楽譜通りになぞっていけば音楽的な表現になりやすいです。

参考記事

 

原因④自分の場面しか練習していない

僕もつい面倒臭くなって自分が吹く場面しか練習していなかったりしますが、そうすると必ず表現が乏しくなります。

 

基本的に音楽は無伴奏でない限り、必ず誰かとコミュニケーションを取りながら演奏します。

 ピアノ伴奏でのソロ曲やオーケストラ、吹奏楽、アンサンブルなど。

 

自分以外の人がどんな演奏をしているのか、そして演奏中に自分とどんな関わり方をするのかは把握しておけば周りと合わせやすくなるし、より音楽的な演奏ができます。

 

 

 

まとめ

棒吹きの原因は才能ではありません。

以下の4つを実践できていれば自然と音楽的な演奏ができると思います。

 

  1.  音を出すのではなく音楽を表現する。
  2. より具体的に表現したいことを決める。
  3. 無理に表現しようとせず楽譜通りに吹く。
  4. 周りがどんな演奏をしているのか、自分とどんな関わり方をしているのか把握する。

それでは。

 

 

 

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