気持ちの変化と身体の反応の違い
これまで僕がアレクサンダーテクニークをホルン演奏に生かして練習したことで思考が身体に影響するということを学んできました。
これまで僕は感情をコントロールする事で上手く楽器演奏に役立てないかと試行錯誤して色々と実験してきて色々と分かってきた事があったので書いていきます。
感情と身体の反応
基本的に楽しさ、安心感、幸福感などのプラスの感情は頭と脊椎の関係を自由にします。
反対に不安や焦り、落ち込み、絶望感などのマイナスの感情は頭と脊椎の関係を押し下げやすくします。
つまりネガティブの感情を抱いていることは楽器演奏にはあまり役立たないことがわかります。
反対にポジティブの感情が楽器の音もより響く良い音を出す手助けになります。
でもこれは今この瞬間本当にその感情を抱いているか、プラスの感情を自分がどう捉えているかどうかにかかっていると考えています。
自分の本当の気持ち
例えば不安を感じることがダメだと思っていたり、焦りを感じないようにしようとすると今の自分の感情を認めることができないために首の押し下げはおこります。
また本当はめちゃくちゃ嫌いなのに好きにならなければならないと思っているとこれも同様に押し下げはおこります。
反対に不安や焦りを感じていたとしても自分は不安なんだな、焦っているんだなと自分の感情を素直に受け取めることで不思議と頭と脊椎の関係は自由を取り戻します。
つまり本当にその感情を抱いているかどうかが大切です。
感情の言葉の意味付けと身体の反応
好き、楽しい、などの一見するとプラスの感情を表現する言葉だったとしても好きという感情に恐怖心を抱いていたり、ダメなことなんだと受け止められなかったりすると首の押し下げはおこります。
反対に不安や恐怖を感じることにある意味スリル的な楽しさを感じていたりすると頭と脊椎の関係は自由を取り戻します。
つまり好き、楽しい、不安、恐怖などの感情に自分がどう意味付けしているかに関係しています。
過去の感情と未来の感情
また過去や未来の感情を感じようとすると首の押し下げはおこります。
基本的に人の感情は常に変化しています。
昔は楽しいと感じていたことも時間とともに辛いこと嫌なことになってしまうかもしれません。
また昔は苦手で嫌だったけど今は楽しいことになっているかもしれません。
今の自分の感情を無視して未来に感じるであろう感情を感じようとして我慢してしまうとそれはそれで首の押し下げがおこります。
つまり今この瞬間の自分の正直な感情を素直に受け止めたとき頭と脊椎の関係は自由になるんです。
それでは。