唇のバテを防ぐ2つの考え方
唇がバテないように持久力をつけるとき、
- ロングトーンをたくさんやる。
- バテてても休まずに吹き続ける。
- 効率よく吹ける奏法を身につける。
このようなやり方で練習する人が多いのではないでしょうか?
実際、長い時間吹くためにアンブシュアの筋肉をある程度鍛えたり効率の良い吹き方を探求することは必要です。
ですがここに一つ落とし穴があって、唇がバテずに吹くことを目的にしてしまうと余計にバテる場合があるのです。
【目次】
そもそも唇のバテは無くならない
「唇は消耗品だよ。」
以前、松崎先生からレッスンを受けたときに言われたことを思い出します。
悲しいことですが、どんなにアンブシュアの筋肉を鍛えても効率の良い吹き方を身に付けても長い時間吹き続けていれば自然と唇はバテていきます。
僕も以前は唇のバテ=悪いこと。だと考えていたのでちょっとでもアンブシュアに疲労感を感じるとすぐに吹き方を変えたり、吹くのをやめてしまっていました。
ですが、バテの疲労感を避け過ぎてしまうと音を出すために必要な力を使えず余計にバテやすくなってしまうのです。
長い時間吹き続けるソロ曲を練習していると唇に疲労感が溜まってしまうけど吹いているとき疲労感自体を悪いものだと感じて避けてしまうと余計にバテやすくなる気がする。
— かいとうゆうき (@HornKaichi) 2020年7月5日
吹き続けていれば必ず唇に疲労感は感じるから疲労感を消そうとするのではなく受け止めると吹いていてバテにくくなる。
バテないことを目的にしてませんか?
「バテていることが原因なのだからバテないように練習することは間違いじゃないじゃないか!」と思う人もいるかもしれません。
でも、 唇が全くバテなければそれでOKなのでしょうか?
仮に唇がバテずに吹けていても音楽的に不自然なら音だけ並んでいる中身の無い演奏になってしまいます。
極端に言えば唇はバテていても素晴らしい演奏ができれば良いんです。 (もちろん理想はバテない方が良いのですが)
まとめ
- 唇のバテは完全には無くならないので疲労感を感じたら受け止める。
- バテないことを目的にするのではなく自分が表現したいことを表現できているかという視点で練習する。
バテるかバテないかという二択ではなく自分が表現したい音楽が表現できているかが一番大切です。
それに表現したい音楽をしっかり持っていると、バテにつながる要因に気がつきやすくなったりするので結果的にバテにくくなってきます。
今まで気が付かなかったものが見えてくるかもしれません。
それでは。
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