上達することと本番で実力を発揮することは別けて考えたほうがいい
普段の練習ではちゃんと吹けるし上達もしているけれど、本番だと上手くいかなくなるなんてことはないでしょうか。
- それが今の自分の実力だ。
- ただ自分の練習不足だっただけだ。
と考えてしまう人もいるかもしれません。
しかし、それは本当でしょうか?
【目次】
練習だと上手く吹けるのに本番だと緊張したりして実力が発揮できない理由
本番という特殊な環境は普段家で練習しているような状況とはまるで違います。
- やり直しが利かない。
- 音出しできる時間が限られている。
- ホールの残響や響きの感覚の違い。
- 緊張して手足が震えたり息が吸いにくくなる。
- 自分の演奏を聴いてくれる観客の存在。
- 衣装を着て吹いている。
などなど。
そもそも自分に降りかかってくる刺激が普段とは違うのです。
よく本番で緊張して上手く吹けなくなるという悩みを聞きます。
しかし、緊張が原因というよりも自分自身がいつもと違う周りの刺激に反応しすぎて今まで練習してきたことができなくなってしまうことが多いです。
練習では上手くできるのに本番だと上手くいかない理由は上手くなれば自然と本番で実力が発揮できると思っているから。
— かいとうゆうき (@HornKaichi) 2020年6月24日
上手くなることと本番で実力を発揮することは全くの別物。
本番のつもりで練習したり、動画撮ってみたり、ワザと曲をいきなり吹いてみたりすると本番でも実力が発揮されやすい。
上達することと実力を発揮することは別物。
僕も以前は練習して上達すれば自然と本番でも上手くいくと考えていました。しかし、上達してもその実力が本番で発揮できるとは限らないんです。
普段とは違う環境の中で実力を発揮するためには、普段の練習のときから本番を想定した練習をしておく必要があります。
例えば
- ウォーミングアップなしでいきなり曲を吹いてみる。
- わざと吹きにくい状態を作って練習する。(片足立ち、歩きながら吹く)
- 録音、録画をする。
- 演奏動画を撮影してSNS上に投稿してみる。
- 本番のつもりで練習する。
- 何がおこっても曲が通せるように演奏プランを別に用意しておく。
- 本番で使う衣装を着て練習してみる。
このような練習を普段からしておくことで本番で余裕が生まれ、自分の実力を発揮しやすくなります。
まとめ
せっかく真面目に練習して楽器が上達しているのに本番で実力が発揮できずに残念な結果になってしまったら悲しいです。
何度も繰り返し練習して習慣になるまで練習することも大事。
でも本番で上手くいかない原因はそれだけじゃないかもしれません。
もし今後、演奏会、コンクールやオーディションなどを控えている方がいましたら参考にしてみてください。
それでは。