ホルンを吹くって簡単〜上達する心と身体の使い方のヒント〜

日々の練習でホルンが上達する身体と心の使い方を発信していきます。

オンラインレッスンの模様とご感想

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 アレクサンダーテクニーク教師(仮)のかいとうゆうきです。

現在オンラインレッスンの無料モニターを募集しております。

ご興味のある方はこちらまで↓

 先日一人目の申し込みがありましたのでレッスン模様とご感想を書いていきます。

今回レッスンに来てくれたのは同じ大学の後輩でトロンボーン吹きである高尾優君。

現在フリーでイベントを中心に演奏活動をされています。

コンクールのため準備していたそうなのですがコロナの影響で師事していた先生のレッスンがお休みになってしまったそうです。 

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【目次】

 

 

レッスンの模様

今回のレッスンのお題となったのはコンクール課題曲であるダヴィッド作曲のトロンボーン協奏曲。以前自分がワークショップを開催したときにもこの曲を持ってレッスンにきてくれました。

ただこれだけの大曲を吹きこなすのは容易じゃありません。

自分も初めてのオンラインレッスンということで少し不安でしたが自分のできる限りのサポートをさせて頂きました。

今回のレッスンでポイントとなったのは、

  1. 音符の変化と息の使い方。
  2. ハイトーンを吹くときの意識。
  3. 身体のどこで息を吸うか。

 の3つでした。

  

 

 リズムが変化しても息を吐き続ける。

先生から「16分音符が甘く聞こえる。」と指摘されたことが悩みとのこと。

 正直最初は、甘さが何のことなのか分かりませんでしたが、アレクサンダーを使ってみたり、リズムを変えたりテンポを落としながら吹いているところを観察させてもらうとリズムが変わるたびに息を吹き直していることがわかりました。

試しに「 リズムが変わってもとにかく息を吐き続けてみて。リズムは舌で変化させればいいから。」

と提案してみると音も良くなりリズムにもキレが出てくるようになりました。

 

 

ハイトーンは上じゃなく前

ハイトーンと聞くとどうしても上を意識しやすくなります。

しかしそのままだと唇を締めて吹いてしまい、音が細くなったりタンギングの力に頼った吹き方になってしまいやすいです。

 今回の場合も上の音域になるに連れて舌に頼って吹いていることが見えました。

 

 音域が高くなる=上バージョン

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 音域が高くなる。=前、遠くバージョン

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 こちらのやり方の方が画面で聞いていても音の響きも増えましたし、本人もさっきより楽に音が出てますとフィードバックを頂きました。

 

 

息を吸うのは肋骨と横隔膜の仕事

普通息を吸うときは口から息を吸います。 

しかしこれは僕もやってしまいがちですが口で息を吸う仕事をしようとしている場合があります。

 口はただの息の通り道。

横隔膜、肋骨が仕事をしてくれます。

「リップトリルが上手くいかない。」とのことでしたが、この提案をした後は楽に音も楽に出てきていました。

 

オンラインレッスンを受けて感想 

Qオンラインレッスンを受けるまでどんなことが悩みでしたか?

 Aコンクールの課題曲がうまくできなくて何回か挫折しました。しかし今回のレッスンを受けてそれが改善できてとても嬉しかったです。  

 

Q今回のレッスンで自分の悩みは改善しましたか?

Aはい。

 

Qオンラインレッスン後の練習でどんな変化がありましたか?
 Aウォーミングアップを改善したら曲が楽に演奏できました。

 

Qオンラインレッスンのメリットは何でしたか?

 A外出自粛中でも自宅にいながら安全にレッスンを受けられるところです。

 

 

 

それでは。