自分自身へ問いかける言葉は具体的に!
普段あなたが楽器の練習するとき自分にどんな言葉を自分に問いかけていますか?
- もっといい音で吹こう!
- クソ!上手くいかなかった!
- 音が外れた!まだまだだなあ。
もしかしてこのような抽象度の高い言葉を使ってはいないでしょうか?
練習をする際は、抽象的な言葉ではなく具体的な言葉で問いかけるとより楽器が上達しやすくなります。
【目次】
抽象度が高いと練習で受け取る情報量が減ってしまう。
音楽表現というのはそもそも抽象度の高いものであるためか先ほどのように抽象的な表現を使って練習することが多いように感じます。
- もっといい音で吹こう!
- クソ!上手くいかなかった!
- 音が外れた!まだまだだなあ。
しかし、 このような言葉は自分が進む方向性を示すことは出来ますが、自分を客観視することが難しくなってしまい本来上達に必要なデータが集まらないんです。
もっと具体的な言葉を使って!
できる限り具体的な言葉を使うことで一回の練習で手に入る情報が増えます。
そうすると自分自身をよりリアルに客観視でき次に自分がどのような行動をすればいいのかが分かりやすくなります。
もっといい音で吹こう!
→具体的にいい音ってどんな音?
- 倍音がたくさん含まれている音
- 音が真っ直ぐに聞こえる音。(音揺れしない音)
- 出だしの発音が綺麗に聞こえる音。
クソ!上手くいかなかった!
→具体的に何が上手くいかなかったの?
- 音程がぶら下がってしまった。
- 音が途中で揺れてしまった。
- レガートが綺麗にかからなかった。
音が外れた!まだまだだなあ。
→どんな風に外れたの?
- スカーと息の音だけした。
- 狙った音程よりも低く当たってしまった。
- 狙った音程よりも高い音が出てしまった。
といった具合に。
まとめ
恐らく才能があると言われているような飲み込みの早い人は具体的な言葉には出来なくても感覚的に自分の状態を理解し、上達のための具体的なアクションをとることが上手なのでしょう。
ただ僕のようにそれが苦手な方は一人で楽器の練習をするときに具体的な言葉で自分自身へ問いかけて自分への理解を深めてみて下さい。
それでは。