練習と反復練習は別物
練習って何度も繰り返すっていうイメージが強いですよね。
僕もアレクサンダーテクニークに出会うまでは練習って何度も繰り返し反復することだと思っていました。
じゃあここで疑問なんですがどうして練習=できるまで何回も繰り返すという考え方になるのでしょうか?
その理由は練習と反復練習を一緒だと考えてしまっているからなんです。
【練習と反復練習は別物】
— かいとうゆうき (@HornKaichi) 2020年1月17日
練習って反復練習のイメージが強いけど、実際は実験、検証の繰り返し。
何度も繰り返すことではなくできるようになるために思考錯誤すること。
【目次】
反復練習の本質は慣れ
一般的に言われている練習は反復練習のことを指していますよね。
できるようになるまで何回も練習するっていうアレです。
確かに繰り返して習慣にしてしまえば無意識にできるようになりその分本番で演奏に集中しやすくなったり周りの音を聞いたりして音楽により意識を向けることができます。
じゃあ何回も繰り返せば必ず上手くなるかというとそうではないですよね。
上手くなる考えや吹き方を繰り返して習慣にするから上手くなるわけです。
でも「とにかく沢山練習するんだ!」みたいなことを聞いたりするとここを勘違いしやすい。
演奏技術が向上しているかと演奏技術に慣れているかどうかはまた別の話なんです。
練習は実験の場
練習の本質は反復ではなく試行錯誤です。
できるようになるためにアイデアやレッスンで学んだことを試して検証したりどうすればもっと良くなるのか考えたり分析、検証したりする。
その繰り返しで演奏技術というのは向上していきます。
金管楽器の練習は「試行錯誤」法をとる。
ホルン奏者フィリップ・ファーカス著書フレンチホルン演奏技法より引用
上達することと本番で実力を発揮することは違う
勘違いしてほしくないので念のため。
反復練習はやらなくていい!という話ではありません。
本番で良い演奏をするためにはある程度繰り返し練習して新しいやり方に慣れておくことが大切。
なぜなら習慣にしてしまえばいざ本番になったときに成功する確率が高いからです。
練習とは実験であり反復練習は習慣。
これをごっちゃにしちゃうとどんなにたくさん練習していても上手くはならないと思いますが大抵の場合上達をたくさん練習しているかどうかで判断していると思います。
それでは。
個人レッスン受け付けております。 申し込みはこちら!