自分の右手のこと 小児マヒから回復してきてホルンの右手ができるようになるまで
今まであまり人前では話さなかったことですが、実は自分は生まれた時から小児マヒの影響で右手が他の人よりも思うように動かせませんでした。
おかげでこれまで色々と不都合が多かったです。
中学から始めたホルンも実はトランペット右手でピストンを押さえられないので転向という理由です。
でもホルンに変わっても肝心の右手の形が指が勝手に離れてしまい思うようにできませんでした。
ですがここ2、3年の間に少しずつではありますが、ホルンの右手の構え方やゲシュトップなどまだ完璧ではありませんができるようになってきたんです。
目次
まず自分が取り組んだこと。
まず自分が何をしたのか。
とにかく日常で右手を使う習慣をつけることでした。
地道にリハビリをしたと想像するかもしれませんが、いつまでやれば回復するのか全く分からないなかで治るまで頑張り続けることはできませんでした。
だからとにかく
- 右手でドアを開ける。
- できる限り右手で物を持つ。
など、とにかく右手を使う機会を作るところから地道に始めました。
そうすると徐々に右手の感覚が分かるようになったり、PCのキーボードを楽に右手で押さえたりする事ができるようになりました。
アレクサンダーテクニークに出会って変化したこと。
アレクサンダーテクニークを学び始めてから、徐々に右手にも変化が現れ始めました。
右手でより細かな作業ができるようになったり右手が勝手に動いてしまう症状が治まっていったのです。
そのおかげかホルンの右手の形も自然とできるようになってきました。
ゲシュトップするときに意識していること
ホルンには右手でベルを塞いで金属的な音色を出すゲシュットップという奏法があります。
しかし、自分は右手が思うように使えなかったためゲシュトップが苦手でした。
まず自分は右手でベルを塞ぐことが感覚で分かりません。
だからとにかく音で判断することにしたのです。
ビーンというあの金属的な音になっていないのなら塞いでいない証拠。
右手でベルを塞ぐとは考えずとにかく右手を動かしてビーンという音が鳴る場所を見つける。
そしてゲシュトップは塞いでいるときと塞いでいないときの音のツボが半音変わってきます。
FでゲシュトップだったらFのツボではなくEのツボを狙う必要があります。
この2つを意識することでゲシュトップもできるようになってきました。
まとめ
ここまで長々と書いてきましたが、小児マヒと一言で言っても人それぞれレベルも全然違います。
幸い僕はまだ軽く済んだ方でした。
この記事が誰の役に立つかは正直わかりません。
ですが僕と同じような悩みを持っている方の何かしらの役に立てたり、この記事をみて何かを感じ取ってくれれば幸いです。
それでは。