何を聞くかで練習の取り組みやすさは変わる
僕らが楽器の練習をするときは自分で奏でた音を自分の耳で聞いています。
そのときにより具体的に言うと以下の3つを聞いています。
音の聞き方にも色々と種類がある。
— かいとうゆうき (@HornKaichi) 2020年10月28日
僕が言える範囲で言うと以下の3つ。
①ソルフェージュ(音のイメージ・周りの音との音程感やバランス、リズム)
②判断(良くなったか・悪くなったか)
③観察(自分はどんな音を出しているか)
目次
1ソルフェージュ(音のイメージ、音程感、リズム、)
まず演奏者は自分が奏でたい音楽や音色を頭の中で聴きながら(イメージして)演奏しています。
曲にあった音の響き方であったり、音色であったり、音程感、リズム感そういったソルフェージュ的な意味合いで頭の中にある音や自分の音や周りの音を聞いています。
2判断(良いか、悪いか)
1が聞き取れると次に僕らは1に近ずいているのか、それとも遠ざかっているのかを耳で判断します。
音を聞くというとこの意味合いであると思われる方が多いと思います。
しかし、良いか悪いかの判断を自分でするためには1が聞き取れていないと判断のしようがありません。
3観察
自分の音を聞いて結果があまり良くなかったという判断をしたとします。
でも上手くいかないとき判断だけで終わってしまい具体的にどんな音を出しているのか理解しないまま気合いで練習してしまうパターンになってしまいがちです。
自分の状態を理解できていないと改善のしようがありません。
例えば音が良くなかったという判断でも実はこれだけ種類があります。
- 音を伸ばすと音が揺れてしまう。
- アタックが汚く聞こえる。
- 音がキツく聞こえる。
具体的に自分がどんな音になっているかが分かれば何を練習すればいいかがわかりやすくなります。
もし自分で聞いて分からなければ録音や動画に撮ってみて客観的に聞いてみるといいでしょう。
まとめ
この3つを理解しておくと普段の練習で着目するポイントが増えてより練習がやりやすくなるかと思います。
- ソルフェージュ。
- 判断。
- 観察。
新たな発見や気づきがあるかもしれません。
それでは。