デイビッド・クーパー氏のホルンリサイタルで学んだ4つのこと
こんにちは。かいとうゆうきです。
久々にホルンリサイタルを聴いてきました。
今回聴いたのはシカゴ交響楽団主席奏者のデイビッド ・クーパー氏。
自分も動画でデイビッドさんの演奏を聞いていたので生の音はどんな音がするのだろうとワクワクしながら聞いていました。
思い切りハッキリと吹く
演奏中、吹いているところをずっと観察していたのですがデイビッドさんは吹く瞬間、ここ!なら音が出るという場所をかなりはっきりと狙って吹いているように見えました。
僕は吹く瞬間かなり音がちゃんと出るかなあと探り探り吹いていたんです。
おそらくそれが原因で音が後ぶくれみたいになったりいい音が出るポイントで吹けなかったりしていたのだと思います。
ホルンの構え方
楽器の構え方もデイビッドさんはとても効率の良い構え方をしていました。
具体的に言うと左を向きながら吹いていたのです。
ホルンは楽器を持ち上げたときマウスピースが真ん中ではなく若干左側にあります。
なのでマウスピースを自分の真ん中に楽器を真っ直ぐ持ってくるよりは楽器を持ち上げて左に首を向けた方が楽に吹けるんです。
(これを見ると分かるようにデイビッドさんは若干左を向いて吹いています。なので譜面台も真ん中ではなく左側に置いてありますよね。)
アンブシュアタイプと息の方向
観察していてデイビッドさんは恐らくアンブシュアタイプ1ではないかと思います。
アンブシュアタイプ1は息を吐くときに息が下向きに出ていきます。
(詳しくはこちらのバジルさんの記事を読んでみてください。)
荒々しい音と汚い音は違う
デイビッドさんの音は僕の印象だと柔らかい音というよりもハッキリとした明るい音でした。また荒々しくカッコイイ音でもありました。
僕はこれまでフォルテなどの大きな音は多少の荒さは必要だと考えていましたが今回のリサイタルを聴いてデイビッドさんその中でも荒々しくも音楽的に相応しい音を心がけていたように感じました。
それでは。