ホルンのリップトリルが速くなる!効果的な4つの練習方法
最近はリップトリルが苦手という悩みを抱えている人にレッスンする機会が多いです。それだけ悩んでいる方がいるのでしょう。
僕も学生の頃はトリルがとても苦手でいくら練習してもなかなかトリルが速くなりませんでした。
しかし以下の4つの練習をすることで僕もトリルが速くできるようになっていきました。
【目次】
上の音からスタートする。
リップトリルの上の音をスタート地点にして音を下げるように音を変えればアンブシュアを締めすぎずリップトリルがやりやすくなります。
リップトリルの練習でよくあるのが、下の音からスタートするという方法があります。
しかしこのやり方には一つ落とし穴があって、アンブシュアを締めて吹くようになってしまいやすいんです。
もちろん人によっては下の音からやった方が上手くいく人もいるかもしれません。
ppのリップトリル
トリルが苦手な方はまずpやppといった小さな音量で練習してみましょう。
小さい音量でトリル練習することで効率的な振動を得やすくなるため、速くトリルができるようになってきます。
4分音符、8分音符、16分音符の順番で。(倍速くする!)
トリルの練習で良くある4分音符、8分音符、3連符、16分音符の順番で徐々に速くしていくやり方の3連符抜きバージョンです。
実は4分音符、8分音符、3連符、16分音符の順番通り吹く練習には落とし穴があって、
- 4分音符、8分音符、16分音符 の2で割り切れるグループ
- 3連符の3で割り切れるグループ
この2つを混ぜているため、8分音符と3連符、3連符と16分音符の切り替わり目で感覚が混ざってトリルがやりにくくなるんです。
3連符をあえて抜き、4分音符、8分音符、16分音符の順で吹くことで速いトリルの感覚を掴みやすくなります。
最初に吹いた音符の速さの倍速く吹くようにするといいでしょう。
- 4音符×2=8分音符の速さ
- 8音符×2=16分音符の速さ
とにかく速くトリルする!
よく言われるゆっくり練習するやり方とは全く逆のアプローチ方法です。
確かにゆっくり練習することで、トリルができるようになる人もいるでしょう。
しかしゆっくり練習することで音量が変わったり、息を吹き込みやすくなるためこの練習がトリルがうまくいかない原因にもなるのです。
速いテンポで練習することでトリルの速さに慣れることもできますし、余計な意識をそらして息が流れていきやすくなります。
まとめ
- 上の倍音からスタートする。
- p、ppでトリルしてみる。
- 4音符、8音符、16音符の順番で練習する、(倍速く!)
- とにかく速いテンポでトリルする!
リップトリル(Tr)とは2音の隣り合った倍音を素早く移動する技術のことです。ホルンでこれが難なく速くできるとそれだけで一目置かれますよね。
トリルが苦手な方は以下の4つの練習方法を是非試してみてください。
それでは。
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