アパチュアとはなんだろう?
ホルンは吐いた息で唇を振動させることで音が鳴ります。
その際、吐いた息の通り道になっている上下の唇の距離をアパチュアと呼んでいます。
金管楽器はこのアパチュアのサイズや奥行きを上手にコントロールして音色や音域、音量を変化させています。
【目次】
アパチュア=金管楽器の声帯
アパチュアとは一言で言うと金管楽器の声帯です。
吐く息の量、息のスピード、音色、音量、音域によって様々な変化をします。
音色が柔らかければそれだけアパチュアは小さくなり反対にブラッシーな音色ならばアパチュアは大きくなります。
音量が大きければそれだけ大きくなり、小さくなればアパチュアのサイズも小さくなります。
音が高くなればアパチュアのサイズは小さく、音が低くなればアパチュアのサイズは大きくなります。
金管楽器を演奏するためにはこのアパチュアをどれだけ自由にコントロールできるかにかかっています。
自分の出したい音色や音量、音の高低に応じたアパチュアを見つける必要があります。
アパチュアは意図的にコントロールすることが難しい
じゃあアパチュアを意図的に自在にコントロールできれば自由に楽器が吹けるじゃないかと考えますよね。
でもここが難しいところ。アパチュアを意図的にコントロールすることは非常に難しい。
確かにアパチュアは実際に目で観察できるし意図的にコントロールしようと思えばできてしまいます。
しかし、声帯(アパチュア)をいちいちいじくっていたら声(音)って出ませんよね。
それと同じようにアパチュアはあまりにも繊細なバランスで成り立っているため、意図的にコントロールするとかえって唇を締めすぎたり反対に閉じすぎたりしてしまう可能性があります。
アパチュアとはいわゆる金管楽器の声帯のことです。
— かいとうゆうき (@HornKaichi) 2019年1月12日
ただアパチュアは口である程度操作できちゃうし実際に目に見えたりすることが難点。
普通歌ってる時って声帯を弄らないと思うですが金管楽器はそれができちゃうから吹けなくなっちゃうことがある。
アパチュアは作るものではなく自然とできるもの。
アパチュアを意図的にコントロールする場合
もちろん意図的にコントロールしている奏者もいます。
その場合息のスピードや量のコントロールと唇のとじ加減(唇を寄せる、引っ張る)、口周りの筋肉の支えのバランスでコントロールしていると考えられます。
どちらにせよ最終的に唇の振動がおこっていて表現したいことができていれば何の問題ありません。
まとめ
- 金管楽器はこのアパチュアをコントロールして音色や音域、音量を変化させている。
- アパチュアは金管楽器の声帯。意図的にコントロールするのは難しい。
- 正しいアパチュアにすることよりも最終的に表現したいことが出来ているかが大切。
それでは!
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