効率的な吹き方ができると音はどう変わっていくのか?
効率的な吹き方で楽に音が出せると具体的にどんな音になるのでしょうか?
それが理解できていれば自分が演奏しやすい吹き方で吹いているのかそれとも無理をしているのかを自分で判断して練習を進めることができます。
僕は以下の傾向があるのではないかと考えています。
効率よく唇が振動しているときの音の傾向として
— かいとうゆうき (@HornKaichi) 2019年4月22日
①音色が柔らかくなる。
②音程が高くなる。
③音が明るく聞こえる。
この3つ、吹き方が効率的かどうかの判断材料になる気がする。
効率的になれば音は明るくなる
まず音ですが楽に吹けるようになると基本的に音質が明るくなっていくと思います。
(音がキツくなるという意味ではありません。あくまで自然に鳴らした結果明るく聞こえるという意味です。)
音が自然と響くようになるといってもいいかもしれません。
響く音というと暗く深みのある音(チューバやチェロの音をイメージしがちですが確かにオーとか言いながらできる限り広いスペースで吹くとそれだけ唇が緩むためそれだけ振動しやすくなります。
ですがそれは音を響かせているという状態であり音が暗いということはそれだけ唇が振動しきれていない証拠なのではないでしょうか?
効率的になれば音程は自然と高くなる
バジル さんがレッスンでよく言っていたのですが、
『音が上にひっくり返ることは悪いことではなくて唇が振動しやすくなっている証拠。』
ホルンだとよくありますよね。
音が上にハズってしまうこと。
ということはピッチが上ずっているということも効率よく吹けている証拠なのではないかと思うんです。
無理に唇でピッチを上げているとかではなくて自然とピッチが上ずる状態です。
効率的になれば音が軽く柔らかくなる。
効率よく唇が振動しているとそれだけ柔軟性が高くなるので音も柔らかくなりやすいです。
またタンギングした時の音もプン!と軽く聞こえ楽に発音ができています。