ホルンが好きということを思い出せば音は楽に鳴る
アレクサンダー海外教師トミートンプソン先生が来日されました。
僕は今回のトミーのレッスンを受けて自分にとって大切な気持ちを思い出すことができました。
それはホルンが好き、音楽が好きという気持ち。
自分の中で当たり前になっていたせいなのかずっと忘れたままになっていたんです。
身体が硬くなっているときは好きという気持ちを忘れているとき
これまでアレクサンダーテクニークを使っていくなかで(頭が動いて体全体がついてきて)と考えて演奏することで音が出しやすくなったり演奏がしやすくなりました。
ですがホルンが好き、音楽が好きということを思い出して吹くだけでも身体はリラックスして演奏しやすくなったんです。
不思議なことに。
楽器を演奏する前に自分が好きなものを思い浮かべよう
- 上手くなるためには練習をしなければならない。
- 音を外すのが恐い。
- 自分には才能がないから無理だ。
- 練習しているのに上達できない。
こういった自分が嫌だ、恐い、辛いと感じる考えがあると身体は固まりやすくなります。(アレクサンダーテクニーク で言うところの首を押し下げている状態。)
そうすると余計に音も出しにくくなってしまいます。
反対に
自分が好きなもの。例えば
- 好きな音楽
- 好きな映画、アニメ
- 好きな食べ物
- 好きな人
こういった自分が嬉しい、幸せ、心地よいと感じるものを想像したり実際に触れることで首を押し下げる考えを考えなくな 結果楽器の音も楽に出しやすくなります。
好きなことをすれば身体は楽に動く
僕は今まで失敗することを恐がったりそもそも変化を無意識に嫌がってしまうのでなかなか上達できず悩んでいました。
無意識のうちに〜しなければならないという考えに陥ってしまい前に進もうとしても進めなくなっていたんです。
その理由は自分が完璧主義に陥っているからなんだと思っていました。
ですが今回のトミーのレッスンを受けるなかでホルンが好き、音楽が好きという自分の気持ちを忘れてしまっていたからなんだと気がついたんです。
好きな気持ちが自分自身を安心させる
トミーはレッスン中に「変化するには自分が安心安全だと感じる場所が必要。」というようなことを言っていました。
僕の場合それってホルンが好き、音楽が好きという気持ちだったと思うのです。
それでは。
音楽とともにありたいと願った昔の愛と理想はじつに簡単に忘れられる
フロイディスリーヴェクレ著書「ホルンがもっとうまくなる」より