ホルンの低音域を楽に出すために役立つ7つのコツ!
ホルンは高音から低音まで約4オクターブという幅広い音域が出せる楽器です。
ただ人によって得意な音域は変わってきます。
自分の場合、低音は少し吹きにくくて下の音域を吹くたびに調子を崩していました。
しかし練習を続けていくうちにペダルのFまでの音域を以前より鳴らせて出せるようになってきています。
自分の中では以下の7つが役立ちました。
【目次】
- ①低音=下というイメージで吹かなくていい。
- ②自分のアンブシュアタイプの動きに沿って吹く
- ③唇が緩み過ぎてる時にどんな音に聞こえるか
- ④マウスピースのプレス
- ⑤息の方向は上
- ⑥高音から徐々に半音階で下げていく
- ⑦ゲシュトップの練習
- まとめ
①低音=下というイメージで吹かなくていい。
アレクサンダー教師石田康弘さんのレッスンで学んだことですが自分は音域が下がっていくと吹いているときに下を向いてしまってました。
低音=下というイメージで吹いていたんです。
ですがこれってよく考えたら変ですよね。低い音だとしても自分も下を向く必要はありません。
この癖を改善するだけで低音がかなり楽に出るようになりました。
②自分のアンブシュアタイプの動きに沿って吹く
以前アレクサンダー教師の佐藤タクヤさんから低音を吹いているときにマウスピースの動きが逆転していると教えて頂きました。
金管楽器は息の方向、マウスピースとアンブシュアの動きによって3つのアンブシュアタイプに分類されることが分かっています。
自分はアンブシュアタイプ1なので音が高くなればなるほどマウスピースが左上方向に動き音が低くなればなるほどマウスピースが右下方向に動きます。
この動きが知らない間に逆転していたんですね。
(アンブシュアタイプについてもっと詳しく知りたい方はバジルさんのブログを見て頂ければと思います。)
③唇が緩み過ぎてる時にどんな音に聞こえるか
低音になればなるほど唇は緩んで行きますが緩みすぎてしまうとかえって振動しずらくなります。
唇が緩みすぎている時にどんな音に聞こえるか。
それが分かっていると次に吹くとき丁度良く鳴る場所を探しやすいです。(自分の場合緩みすぎている時には音がカスれているように聞こえます。)
④マウスピースのプレス
実はマウスピースのプレスも低音を出す時の助けになります。
なぜなら低音は唇が緩みやすいのでその分マウスピースを密着させてあげることが必要だからです。
マウスピースのプレスというと悪いイメージがあるかもしれません。ですがそうやってプレスを避けていることが低音が鳴らない理由かもしれませんよ。
以下の記事も読んでみてください。
参考記事
⑤息の方向は上
低音だとしても息の方向は上向きだと考えた方が出しやすいです。
(吐いた息は口から真っ直ぐ出ていくのではなく一度硬口蓋に当たって跳ね返って息が出て行くからです。)
⑥高音から徐々に半音階で下げていく
低音を練習する際のポイントなのですがハイCやハイFといった上の音から半音階で降りていくことをオススメします。
ハイトーンを吹いている時の口の中の広さやアパチュアの大きさが低音を吹いている時も近い状態だと吹きやすいからです。
⑦ゲシュトップの練習
ゲシュトップは右手でベルを塞いで音を出す演奏技術のことです。
低音のゲシュトップを練習していると下の音域がバリバリ鳴らせるようになっていきます。
なぜなら低い音のツボを捉えやすくなるからです。
金管楽器は音が楽に鳴るポイントがあります。そこが音のツボと呼ばれています。
ゲシュトップはそのツボにハマっていないとビーンと金属的な音が鳴ってくれないんですね。なのでこの練習をすると低音が響きやすくなります。
まとめ
- 低音=下とは限らない。
- アンブシュアモーションの軸に沿って吹く。
- 唇が緩みすぎのときにどんな音か観察する。
- マウスピースのプレス
- 息の方向は上
- 高音から半音階で徐々に下げていく。
- 低音のゲシュトップ
以上これらを意識して僕は低音域が楽に吹けるようになっていきました。
ホルンの低音域が苦手という方は参考にしてみてください
それでは。
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