長いフレーズで息が続かないとき役立つ3つのコツ
曲によっては何小節もの長いフレーズを一息で演奏することが必要になってきます。
そんなとき途中で「息が足りない!」と思ったことはないですか?
僕も休みがない曲を吹くときやエチュードを吹くときに息が続かなくて悩んでいた時がありました。
ですが練習方法や吹き方を見直すことで息を長く持たせることができるようになりました。
この記事を読んで頂くことで長いフレーズを演奏する際に呼吸が楽になっていきます。
今回は息が長続きするための方法を書いていきます。
【目次】
- そもそも息はどのくらい必要なのか
- あなたの肺活量はどのくらい?
- 息が長く続かないのはなぜ?
- コツその①息を長く吐くのではなく唇の振動を保つ
- コツその②息が持たないときほど息はまだあると考える
- コツその③吹きたいフレーズの長さよりも長めに演奏する
- まとめ
そもそも息はどのくらい必要なのか
楽器を演奏する上で演奏する上で肺活量はどの程度必要なのでしょうか?
一般的に肺活量は男性の平均が4000cc〜4500cc、女性の平均は3000cc〜4000ccと言われています。
肺活量 - Wikipedia より引用
では楽器を演奏しているときはどうなのでしょうか?
バジルさんのブログ記事から楽器を演奏するには肺活量よりも息のコントロールが大切であることが分かります。
楽器を演奏する上での肺活量は2500ccでも問題がないんですね。
あなたの肺活量はどのくらい?
以下の記事から自分の肺活量を測ることができます。
あなたはどのくらいの肺活量でしょうか?
恐らく2500cc以上はあると思います。
息が長く続かないのはなぜ?
ではなぜ?たくさん息を吸っているのに息が続かないのでしょう。
確かに長いフレーズを演奏する上で息を沢山吸うことはとても大切です。
ですがそもそも息の吐き方が良くないとすぐに息が足りなくなりますよね。
この他にも気持ちの問題であったり、練習方法など工夫することで長いフレーズであっても息が続くようになってきます。
コツその①息を長く吐くのではなく唇の振動を保つ
金管楽器は唇が振動することで音が出ます。
つまり音を長く伸ばすには唇が効率よく振動することが大切になってきます。
以下の2つを練習で取り入れてみてください。
- p、ppでの小さい音で練習をすることで唇が振動しやすい状態を作る。
- 息を吹き込みすぎを止める。
2の息の吹き込みすぎに関しては以下の記事が参考になると思います。
コツその②息が持たないときほど息はまだあると考える
長いフレーズを吹いているときあなたはどんなことを考えますか?
- このままじゃ息が持たないかも
- このフレーズが速く終わって欲しい。
- もっと息を吐かなくちゃ
こんな考えが頭の中を駆け回っているのではないでしょうか?
体は自分が考えていることにどうしても引っ張られてしまいます。
「もう息が持たない」と考えれば息が持たない体の使い方をしてしまいやすいんです。
そう考えるのではなく自分の肺に息は残っていると考えてみる。
こうすることで自分が限界だと思っていた息の量よりも少しだけ多く息を吐けることが可能になってきます。
コツその③吹きたいフレーズの長さよりも長めに演奏する
次はそもそも息の限界量を増やす練習方法です。
- 途中で息が切れても構わないので吹きたいフレーズよりも少しだけ一息で長く吹くことを練習してみる。
- その次に楽譜通りに練習をしてみる。
こうすることで肺に入る息の量や吐ける量を増やし楽譜通り吹いたときに余裕を持って演奏することが可能です。
まとめ
- 唇が振動しやすい状態を作る。
- 苦しい時ほど息はまだあると考えてみる。
- 吹きたいフレーズよりも長く一息で吹いてみる。
以上3つが息を長く続かせるコツです。
参考にしてみてください。
それでは。
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