奏法
金管楽器を吹かれる方なら一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、マウスピースのプレスについて以下の2通りの考え方が存在しています。 マウスピースのプレスは極力しない方がいい。 マウスピースのプレスはむしろ必要だ。 こういった一見矛盾したよう…
よくスラーのアドバイスで・息の流れを一定に。・息の流れを変えないで。というのがありますが実際には息はずっと変わり続けています。ポイントは息を一定ではなく安定させること。一定は息を全く変えずに吹くこと。安定は息は変わり続けるが一見変わらない…
お腹に息を入れて吹いて! 息は肺に入るんだよ。 口の中を広くして! 口の中を狭くして! 楽器に息を吹き込んで! 楽器に息を入れるのは少しでいい。 アンブシュアを動かさないで! アンブシュアは動いていい。 音大の頃、自分が楽器のレッスンで複数の先生…
金管楽器のアンブシュアには3つのタイプがあります。 超高位置タイプ(タイプ1) 中高位置タイプ(タイプ2) 低位置タイプ(タイプ3) 自分に合ったタイプを理解できれば楽器がより楽に吹けるようになってきます。 しかしこのタイプを間違って診断してし…
管楽器の奏法では、息の使い方に関する言葉がたくさんあります。 僕が知っている限り基本的にはこの4つではないでしょうか? 息のスピード 息の量 息の圧力 息の支え 今回はその中でも息のスピードと息の量の違いについて書こうと思います。 【目次】 息の…
金管楽器は演奏する際に 鼻 口 基本的にはこの2つのどちらかを使って必ず息を吸う必要があります。 ですが吸い方によってその後の演奏のし易さが変わってきます。 【目次】 鼻から息を吸うときのメリットとデメリット 口から息を吸うときのメリットとデメリ…
音が後ぶくれして悩んでいる方へ。 これは僕もホルンを吹いていてよくあることで大学生の頃は特に先生から 「まるでお化けみたいになってる。」とよく言われました。 この原因としては 音を響かせようとしている 息が最初から安定して吐けていない。 アンブ…
こんにちは。かいとうゆうきです。 今回は息の支えの正体について書いていきます。 管楽器の奏法でよく言われている息の支えとはなんなのでしょうか? お腹で息を支えることなのでしょうか? 僕は息を吸うために働く筋肉と息を吐くために働く筋肉の拮抗バラ…
こんにちは。かいとうゆうきです。 楽器のアドバイスではよく「息のスピードを速くして!」と言われたりすることがあります。 しかしこの言葉は息をとにかく沢山吐くという意味に捉えられやすい言葉でもあります。実は息のスピードを速くの意味は息を沢山吐…
タンギングのコツとしてよく言われているアドバイスとして タンギングをする際は息を流し続ける。 というものがあります。 このアドバイスは 息を一回一回吹き込んだ勢いでタンギングしている場合。 舌を意識しすぎて息を上手く吐ききれない場合。 などに有…
もっといい音を出したい。 普段からそう考えて練習することはとても大事です。 自分の中に理想的な音があればそれをイメージして吹く事ができるからです。 でもいい音を出したい!と思うがあまりに吹いている間に音を響かせようとして頑張ってしまうとかえっ…
こんにちは。かいとうゆうきです。 金管楽器の奏法上ではよく言われている正反対2つの意見があります。 一つ目は 口の中を広くしなさい。 オーといっているつもりで喉を開いて吹きなさい。 2つ目は 口の中を狭くしなさい。 口先で吹きなさい。 という正反…
こんにちは。かいとうゆうきです。 金管楽器の奏法には様々な方法があります。でも全て上手くいく奏法を探そうとすると上手くいきません。 それよりも自分に合った吹き方を探す方が大切なんです。 【目次】 どんな吹き方でもデメリットは必ず存在する 吹き方…
こんにちは。かいとうゆうきです。 アレクサンダーのレッスンはグループレッスンでやる場合が多いです。 そのため先日のレッスンでも他の人のレッスンを見ていたときに思わぬヒントを貰えました。 【目次】 アパチュアは無くていい。 アパチュアはコントロー…
こんにちは。かいとうゆうきです。 実はホルンの練習中に思わぬ発見がありました。 僕は音を出す瞬間に息を吐いていたことに気がついたんです。 音を出すときに息を吐くのって当然じゃんって思いますよね。 僕も今まではそれが当たり前だと考えていたんです…
楽器の奏法には様々なやり方がありますが僕が今までホルンを教わってきた中で 喉を開けて吹く 口先で吹く 僕はこの2つの吹き方を学んできました。 この2つは全く別のアプローチのように見えますが僕はこの2つは実は同じものなのではないかと思うのです。 …
こんにちは。かいとうゆうきです。 練習中に発見がありました。 僕は今までホルンを持ち上げるときに身体を後ろに反って持ち上げていたのです。 楽器を持ち上げてマウスピースを唇に近ずける。 今まではこのようなプランを使って楽器を自分の方に持ってきた…
こんにちは。かいとうゆうきです。 「お腹を使って吹いて!」 僕も吹奏楽部や音大でこのアドバイスを何度も耳にしました。 僕はこのお腹を使って吹くことがどういう意味なのか正直よく分からなかったのですがホルンの練習中に「もしかしたらこの意味ってお腹…
こんにちは。かいとうゆうきです。 身体の使い方ひとつで音が良くなったり、楽器を吹くのが楽になったり、自分の演奏に身体の使い方を活かして自分のやりたいように上手くなれるところがアレクサンダーは面白いです。 探求していて楽器の構え方について発見…
ようやく自分が出したい音をイメージして吹くことを最近意識して練習できるようになってきました。 頭ではイメージが大事だと散々教わってきていたはずなのにホルンを吹いた途端いつも アンブシュアとかタンギングとかレガートとかハイトーンをとにかく出せ…
どうも!かいとうゆうきです。 先日楽器の構え方のワークショップを開催しました。 ワークショップの模様については動画に収めましたのでこちらからご覧ください。 実はそこでまだお話できなかったことがあるのです。 それは 楽器を構える際は重力を考慮に入…
ハイトーンを演奏するためには息の圧力を高くすることが大事だよ。 とよく言われます。 では息の圧力って一体なんなのでしょうか? ここまで探求してきたことを書いていきます。 【目次】 息の圧力は息のスピード? 結果的に息の圧力が高い状態を維持するや…
ようやくレガートで演奏することの本質がつかめてきました。 それは唇の振動が続いているかどうか。 考えてみればめちゃくちゃ当たり前です。 僕は今まで色々なやり方を試してきましたが 結局のところレガートが滑らかにならなかったのは唇の反応が悪かった…
6月29日に音楽家向けのワークショップを開催予定です。 6月29日(土)10:00〜13:00大塚にてワークショップを開催します。今回は楽器の構え方についてです!お時間のある方は是非遊びにきてください。Body Thinking ワークショップ〜楽器の構え方と腕との関…
こんにちは。かいとうゆうきです。久々にホルンリサイタルを聴いてきました。 今回聴いたのはシカゴ交響楽団主席奏者のデイビッド ・クーパー氏。 自分も動画でデイビッドさんの演奏を聞いていたので生の音はどんな音がするのだろうとワクワクしながら聞い…
自分はホルンを吹くと無意識に顎を下げて吹いてしまう癖がありました。 これまではマウスピースの密着が理由だったり 息の吹き込みすぎが理由だったりしました。 ですがどうも楽器を吹いているときの目線も原因なのではないかと気がついたんです。 さっき練…
管楽器の奏法で喉を開けるという考え方があります。 僕も以前音大にいたときに教わりました。 オーと言いながら吹け! 歌いながら演奏しよう! 僕も何度か試してみましたが余計に吹けなくなっていました。 でもそのときは一向に上手くならないので意味がよく…
どうも!かいとうゆうきです。 先日の記事でマウスピースのプレスについて書きました。 最近そのプレスの仕方を工夫したことで自分がずっと課題としていたことが少しずつ改善していったんです。 息に頼って吹いていた。 今まで僕は無意識に口を開けて吹いて…
以前ブログの記事で書いたことがあったのですが 自分は音が高くなっていくにつれて顔が上に向く癖がありました。 この癖を改善しようと試行錯誤していたのですが癖の実態が少しずつ判明してきているので書いていこうと思います。 顔は真上に向くことはできな…
効率的な吹き方で楽に音が出せると具体的にどんな音になるのでしょうか? それが理解できていれば自分が演奏しやすい吹き方で吹いているのかそれとも無理をしているのかを自分で判断して練習を進めることができます。 僕は以下の傾向があるのではないかと考…